2021年03月16日
今までありがとう!氷太(ひょうた)が虹の橋へと旅立ちました…
3月3日(水)、氷太(ひょうた)が虹の橋へと旅立ちました…
2017年1月に渡島保健所から引き取りした
ミックス犬のオスで、推定13〜15歳になっていました。
1年7か月前より、スタッフが夜は自宅に連れて帰り
お世話していましたが、
最期まで良くがんばって生き抜いてくれました。
<笑顔満開な氷太。今年の元旦の写真です。>
4年前、氷太は、北斗市で放浪し、
外犬のゴハンを食べて生き延びていましたが、
保護された後も飼い主の迎えはなく、当会で引き取りをしました。
保護時は、人に撫でられたり触られる経験が少なかったのか
触られることを嫌がったり、興奮すると咬もうとする仕草もありました。
当会で年齢を重ねるうちに足腰も弱くなり
スタッフが自宅でお世話をするようになりました。
以下、預かりしていたスタッフからのご報告です。
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寒い冬の日に白い犬がやって来ました。
なんだかポワンとしたその白い子に
氷太(ひょうた)名付け、この子は将来うちに来ると思いました。
その思いは残念ながら当たってしまい、
氷太は新しいお宅へもらわれる事なく、
認知の度合いがだんだん進んできたので、
要介護の段階になり夜連れ帰る生活になりました。
氷太は家で飼われていたであろうが、
特別かわいがってもらっていたと感じる事のない
放置犬だったと思われます。
Going my way!な感じでテクテク歩いてみたり
クンクンしてみたり
ごはんもガツガツは食べずにチョコチョコ食べて
気がついたら寝たりと悠々自適。
触られるのは好まず、嫌がる素振りもしますが笑顔は満点。
氷太はそんな犬でした。
氷太の状態にあわせてサークルや床の敷物、
食器の置き方、車での移動、容態に合わせていろいろ変えました。
1年7ヶ月の間、何回も調子が悪くなったり
立てなくなったり、奇跡の復活が定番になるほど、
氷太はガンバり所を持ち合わせる男らしい犬でした。
もうダメかもしれない!と何度も思うけれどいつも復活するのです!
スーパーマンのようだ!と思い
わたしは氷太のことをずっと最後まで
たーマンと呼んでいました。
ボラさんにも氷ちゃんと可愛がられ
歩ける時や車椅子の時には、いつもお散歩に連れ出してもらいました。
スタッフの皆にもいつもいろいろお世話をしてもらいました。
でも少しずつ少しずつ小さくなる氷太でしたが、
昨年の11月に心臓がかなり悪いと言われ、
もって1週間と言われた時が1番ショックでした。
もうお別れなんだとかなり落ち込みました。
先生にそう言われてからは、ハァハァ苦しそうな日が何日か続きました。
このまま続くのはかわいそうだと何度も思いました。
でも本当に彼の生きる力は素晴らしく、
そこから3ヶ月半も頑張ってくれ、
また奇跡だ!と思いました。
お別れはいつも突然です…
段々食が減り、液状しか飲み込めなくなり、
尿も自力で出せなくなり、あきらかに免疫が下がっていました。
どうしてもまた、たーマンの奇跡を期待する気持ちになってしまいました。
まだ元気な便が出ていたので、
もう少し一緒にいられると思っていたのですが、
夜中に抱き上げた時、急にゆるい痙攣のような感じが3回、
そしてほぼ鳴かない氷太が2回小さなか細い声で「サヨナラ」を言いました。
いきなりであっけないお別れ、しばらく動けなく
ずっと氷太を抱いていました。
<2020年の5月、当会の桜の満開時に撮影>
もう一度一緒に桜が見たかった…
氷太がんばった!
おつかれさまでした!
ありがとう!
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これまで氷太を応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました!
皆さまと氷太の冥福をお祈りしたいと思います✿