先日、当会の卒業犬が飼い主さまと外で遊んでいる最中に
ハーネスからリードが外れてしまい逸走する事故が起きてしまいました。
逸走した当日に連絡を受け、スタッフもすぐに現地へ駆けつけ
林の中だったので徒歩で探さなければいけない状況ではあったものの
幸い降り積もった雪のお陰で行方不明になった卒業犬の足跡を追い発見、
無事に保護することができました。
飼い主さまはいつも広い空き地でハーネスにロングリードを装着し
運動不足を解消させていたそうなのですが、
外での呼び戻しは犬が興奮した状態だと普段からできていなかったそうです。
特に当会で保護・譲渡させていただいている犬は、
もともと野良犬でとても臆病であったり、
外飼いで人との関わりがほとんどなかった犬、
飼い犬と思われるが逃げてしまい飼い主のお迎えがなかった犬・・など
譲渡後は飼い主さまが安全対策をしっかりしてあげなければ
事故に遭ってしまう可能性の高い犬がほとんどです。
現在、当会では譲渡前に飼い主さまのお宅の家庭訪問や
譲渡する犬猫の注意点などの事前説明をさせていただいており
飼い主さまにはロングリードや
伸縮リードの使用の注意もさせていただいております。
とくに呼び戻しやオスワリ・マテなどの基本的なしつけの入っていない犬
(または興奮・パニック状態になると落ち着くことができない犬)、
子犬をご家族にお迎えいただく飼い主さまには首輪とハーネスに
それぞれリードを装着して2本取りでのお散歩をお願いしており
ドッグランなどの安全な場所以外でのロングリードや
伸縮リードの使用は控えていただくようお願いしております。
※ドッグランでも金網や柵が壊れていないか、
雪山で柵を乗り越えるのではないか、事前の注意が必要です。
また、万が一のアクシデントで手からリードが離れてしまったとしても
逸走事故にならないよう、ウエストリードもお勧めしています。
リードやハーネスといった装備品についても
安全なものを使用していただきたいですし、
また老朽化する前に新しいものに買え替えたり、
安全かどうかこまめな確認も必要です。
飼い主さまの指示での呼び戻しや
オスワリ・マテなどの基本的なしつけを入れることも事故防止に繋がります。
事故は飼い主さまが気を付けていても、いつ起こるかわかりません。
ですので、普段から安全対策をしていなければ事故は必ず起こります。
愛犬のために飼い主さまが危険予知をすることも大切なことだと思います。
どうか、愛犬との生活に慣れても油断や過信はせずに、
大切な愛犬が取り返しのつかない悲しい事故に遭ってしまわぬよう、
常に安全な装備、安全な行動を心掛けていただくようお願いいたします。
どんなに慣れてきたと感じていても
「絶対に大丈夫」はありえませんし
大切な愛犬を守ってあげられるのは飼い主さまだけなのです。
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