
2010年11月、行き場のない野良猫を減らし幸せな家庭猫を増やしたい・・・
北海道にも地域猫の考えを理解していただきたい・・・
そうした思いから始まった野良猫の不妊手術代を助成する「飼い主のいない猫基金」。
繁殖時期、保健所には目もいていないような乳のみ子猫が日々収容され
お世話の手がないため殺処分されています。
飼い主のいない猫基金の設立当初は、
野良猫を動物病院に連れて行き、不妊手術を施す方も少なかったのですが、
活動から6年目の昨年後期から、助成金の申請をしてくださる方が増え始め、
前年度は260頭余りの野良猫に不妊手術を施すことが出来ました。
今年度4月、5月も既に70頭余りの野良猫に不妊手術の一部の助成を行っています。
今年度は前期(4月〜9月)と後期(10月〜翌年3月)に各100頭と
頭数を限定させていただきましたが、
4月、5月で申請数が100頭に達しましたので、
9月を待たず5月31日で前期の申請を締め切らせていただきました。

写真は当会の「飼い主のいない猫基金」で野良猫に
不妊手術を施してくださった定ニャンの会さまからお借りしました。
身を寄せ合い束の間の幸せを味わう親子猫。
飼い猫の寿命は15年程ですが、
北海道の野良猫の寿命は1〜2年と言われるほど過酷な環境です。

無邪気な子猫たちはこの先の厳しい現実を知る由もなくはかなげです。
親猫に不妊手術を施してれば、生まれながらにして苦しむ命を生み出すことはありません。

メス猫は不妊手術を終え元いた場所に放されました。
暖かな家と温かな家族を与えてあげたいのですが、
受け入れ先もない時には苦渋の選択をしなくてはなりません。
それでもこの子が生涯出産するであろう未来の不幸な命は生まれなくて済みました。
一代限りの命をどうか地元の住民の方々が温かく受け入れてくださいますように・・・。

風雪に耐える猫の姿はあまりに辛く目を覆いたくなります・・・。
家庭にいる猫とこの子と同じ猫なのにどこが違うのでしょうか・・・。
なぜこの子は辛い猫生を歩まなければならないのでしょうか・・・。

温泉街のマンホールの上が唯一、暖を取れる場所と伺い涙が出ました。
ホテルや旅館から排水されたお湯がいくらかマンホールの蓋を暖めているようです。
札幌でも冬場はマイナス10℃以下にもなる厳寒で、
寒さに弱い猫たちは、極度の飢えと寒さにどれだけ苦しんでいることでしょうか・・・。

子猫はこの後やってくる厳しい冬を乗り越えることは出来ません。

決して穏やかな風景ではありません・・・生まれては消えていく命。
過酷な環境で生きている猫たちを減らしていくには、
とにかく地道な不妊手術しかありません。
当会の基金の残高は5月末現在で40万円余りとなり、
10月から半年間の後期の野良猫の不妊手術代の予算が極端に少なくなってしまいました!
基金の予算があればもっと多くの野良猫たちに不妊手術を施すことだ出来ます。
今後も継続していきたい大切な活動です。
どうかご支援応援をお願いいたします!
1頭でも行き場のない猫が減少しますように・・・。
■飼い主のいない猫オンライン寄付サイト
https://online-kifu.shippo.or.jp/
■郵便振替口座:02770-6-76355 口座名:しっぽの会
<他の金融機関からの振込用口座番号>
二七九(ニナナキユウ)店(279)当座 0076355
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タグ:飼い主のいない猫基金