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今日3月8日北海道新聞朝刊生活面「ペットこころからだ」に
みなみ動物病院副院長南佳子先生の多頭飼育を考えるコラムが掲載されていました。
札幌市は「札幌市動物愛護及び管理に関する条例」を3月末に公布予定ですが、
いわゆる多頭飼育の届出制は、すでに埼玉県、大阪府、新潟市、茨城県などの
他自治体でも盛り込まれています。
動物福祉の観点のみならず、飼い主や近隣住民の安心安全をも守る条項として
スタンダードなものです。
多頭飼育は、犬の場合は鳴き声等で地域住民が把握することが多い一方、
室内で飼養されている猫の場合は、状況が分かりにくい場合も多く、
飼い主の死亡や病気、失踪等で初めて判明することもあります。
常識的に考えても、個人で犬や猫を10頭以上適正に飼育することは、
経済、時間、空間、知識、責任感等様々な事柄が人並み以上に必要ですが、
残念ながらそのような方ばかりではないのが現状で、
多頭飼育の崩壊は決して稀な例ではありません。
条例で規定することで、一定の飼育抑止効果が見込めますし、
行政の指導等も早めに行える利点は大きなものと思います。
犬猫の行動学、人と動物の関係学がご専門の南先生がおっしゃるように
普通の家庭では3〜4頭までが責任を持って飼える数というのは頷けます。
犬や猫は人のお世話がなくては生きてはいけません。
目が行き届かなくなるほどの多頭飼育は動物だけではなく
飼い主をも不幸にします。
早めの不妊措置を必ず施すことと
少数の犬猫を生涯可愛がってあげて欲しいと強く思います。
保護猫たちに-20℃でも暖かい猫舎を |