2016年01月28日

美幌町役場から引き取りした2頭のご報告


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昨日1月27日、美幌町役場から2頭のミックス犬を引き取りしました。

茶のオスのミックス犬は、昨年9月7日、美幌町字都橋で衰弱した状態で保護されましたが、
遺棄されたのでしょうか・・・飼い主の迎えも問い合わせもないままでした。





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足の震えが止まらないほどの老犬で、目も見えておらず一日の大半を寝て過ごしていました。

美幌町はオホーツク海に近い北海道でも寒さが一段と厳しい内陸地ですから、
老体でしかも削痩した犬が外で過ごすには、過酷な状況です。

美幌町役場さまでは、役場で終生飼養しますとのことでしたが、
健康に配慮して穏やかに過ごせるよう、
また、もし新たな飼い主さまとのご縁が繋がるようなら繋げてあげたいと
引き取りさせていただきました。




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ラブラドール系のメスは、昨年12月22日、
美幌町字登栄3番地1(一般廃棄物処理場内)で保護されましたが、遺棄されたのでしょうか。





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人懐こく、誰にでも愛想がいいフレンドリーな子で、
人を見ると小屋から出て大喜びするような子だったそうです!

昨日も迎えに行ったスタッフに、元気いっぱいに、
遊びたい!散歩行きたい!かまって欲しい!とアピールしてきましたwww

役場では、このままではなかなか出会いがないので、
北見保健所で飼い主募集をするか検討されていましたので、引き取りさせていただきました。

2頭とも、かわいらしい❤ですし、咬むようなこともありません。




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丁度2年前に、美幌町役場から引き取りしたミックス犬が美一(ヨスカズ)でしたので、
この子は美二(ヨシジ)と名付けました。

帰りにかかりつけの動物病院に寄り、健康診断、混合ワクチンを接種してきました。

年齢は、推定12〜14歳、体重11.1s、フィラリア検査でしたのでひと安心です!

ただ、慢性外耳炎、貧血、白内障、皮膚炎といろいろあり、
足の痙攣が酷いのは老齢性のものだそうです。

高カロリーのフードで栄養をつけてください、とのことで、
これから少しでも元気になるよう体力をつけてあげたいと思います。





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この子も美幌の美を取って美子(ミコ)と名付けました。

推定2〜4歳 体重9.8sと意外と小さめでした。
フィラリアも陰性でしたのでひと安心です!

落ち着きはありませんが、口輪せず診察できたいい子です★





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行きは、冬場は何が起きるか不安なので、余裕を持って早目に出発したスタッフ。

日本海側と上川北部に警報が出ていて、
旭川から天気が変わり、雪と路面が滑りやすい路面だったそうです。
石北峠は、やはり雪が降っていました。





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先週の南岸低気圧の爪跡があり、美幌に着いたのは朝早くでした!

予定地に着いたら安心なので、スタッフは時間まで仮眠しましたが、
美幌に着く前の気温は−16℃になっていたそうです!





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迎えに行くまで、あと数時間。
老犬よ、頑張るんだ!と、仮眠後、美幌でガソリンを満タンにし、
犬たちが収容されている美幌町廃棄物処理場に向かいました!

冬道は、何があるかわからなく、
暖を取れなかったら死んでしまう寒さなので、危険が常に付きまといます。





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この辺りには、熊が出ても不思議ではない、町から離れた山奥で、
2名の職員さんが、見送ってくれ、
「幸せになるんだぞ〜!!」という声が聞こえて来たそうです。

美幌町役場さま、いつも長らく収容してくださり本当にありがとうございます!

皆さま、2頭が幸せになりますよう、どうぞこれからも応援よろしくお願いしますm(__)m



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タグ:美幌町役場
posted by しっぽの会 at 12:39 | 保護犬の様子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする