7月10日(金)〜12日(日)、3日間開催しました動物愛護と福祉のイベント
「人と動物が幸せに暮らせるまち・さっぽろを目指して 私たちにできること2015」
ステージは3日間開催させていただきましたが、
ビデオカメラも設備してスタンバイしました☆
この度のイベントは、札幌市動物管理センターさまと共催のコラボイベントで、
ステージも皆さまに参加していただけるような内容となっていましたので、
動物を飼っている人もいない人も楽しんでいただけたのではないでしょうか♪
☆彡こちらのレポートではステージのご報告をさせていただきます☆彡
7月10日(金) 13時〜13時50分
よしこ先生のペットとシニア世代の未来
講師 南佳子(みなみよしこ)先生
南よし子先生は、現在、由仁町のみなみ動物病院の副院長で、
獣医師・獣医学博士でいらっしゃいますが、
日本獣医行動研究会事務局長、ヒトと動物の関係学会事務局長、
北海道ボランティアドッグの会理事、帯広畜産大学・光塩女子短期大学、
北海道大学非常勤講師、酪農学園大学特任教授など、専門分野の動物行動学、
行動治療学で大学で教鞭をとられている他、
各種講座やイベントなどで精力的に活動されています。
まず、科学的な見地から、
私たちはなぜペットを飼いたいと思うのかについてお話しいただきました。
動物たちから受ける直接的な身体的効果や間接的な社会的潤滑油効果など
シニア世代にとってペットとの生活は多くのメリットをもたらします。
具体的には、満足感や多幸感につながる神経伝達物質やホルモンが出るそうです。
しかしペットを飼う際には色々な事を天秤にかけなければなりません。
まず考えなくてはいけないのが、終生飼育、自分の寿命、体力、財力です。
動物の種類、大きさ、寿命、入手先、万が一のことも考えることが必要です。
手放さなければならない時のことも考え、貰ってもらいやすい大きさ、
年相応の健康状態、しつけも施しておく。
将来的には安心してシニア世代がペットを飼えるように
ボランティアやペットと一緒に入れる高齢者住宅の充実などが望まれるとのことでした。
南先生のお話を拝聴し、シニア世代にとって多くの恩恵をもたらすペットとの生活は、
是非多くのシニア世代に選択していただきたいと思いました。
南先生のお話の内容をきちんと考えて下さるシニア飼い主の方が増えれば、
たとえ終生飼養ができなくとも、不幸なペットが増えることはないと思いました。
大変興味深く、ためになるお話をいただきました。
本当にありがとうございました<(_ _)>
15時〜15時50分
大人から子どもまで楽しめる人気のディズニーソング
アーティスト 高橋むつみさま
幅広いアプローチでの楽曲を持ち味とし、
札幌市内にてライブ活動中のアーティスト高橋むつみさま。
動物が好きで、音楽を通して行き場を失った動物達への支援を目的として
ライブ「ぷにぷにレスキュー」を2010年より企画、運営されています。
「みんなで音楽を楽しむ事で動物達への支援へ繋げる」をモットーに
北海道で活躍中の有名アーティストが多く出演するクオリティの高い演出と
チャリティ活動の融合が話題となり着実に動員数を増やしています。
2011年にシングルCD「Convictus」2013年にシングルCD「Speculum」、
2015年に満を持して3th シングル「Essentia」を発売、初の全国リリースとなりました。
また、北海道の有名アーティストを数多く輩出してきた
Voice Works Sapporoにて講師として活動中です
高橋むつみさんブログ
http://ameblo.jp/mutsuyume/
高橋むつみさまは、素敵なディズニーソングの数々をご披露してくださいました
またVoice Works Sapporoの代表には、音響を整えていただきました!
慣れないことでしたので、助けていただき本当にありがとうございました!
7月11日(土)
13時〜13時50分
ユキ・カルテットジャズライブ ユキとジャズの仲間たち
メンバー 当会スタッフ中里由樹(トランペット)、三宅彩枝さま(アルトサックス)、
佐々木和夫さま(ピアノ)、天野泰道さま(ベース)、高橋 衛さま(ドラムス)
札幌やその近郊で活動しているセッション仲間。
二人のフロントは共に女性ですが、プレイは本格派のバッパーです。
そのフロントを安定感あるベテランがサポートし
本格的バップジャズを聴かせてくださいました
しっぽのスタッフでもあるユキさん☆
この日、ユキさんのジャズ演奏を初めて聴くスタッフやボランティアさんもいて、
皆、とても楽しみにしてました
メンバーの方は音響セットまでお持ちくださり、いろいろ助けてくださいました
本当にありがとうございました<(__)>
14時〜14時20分
札幌市愛護推進員さんのminiどうぶつあいご教室
3人の愛護推進員さんの息の合った動物愛護教室はパネルやぬいぐるみを使って
子どもたちが分かりやすいようにお話しされていました
愛護推進員さんの動物愛護教室は保育園や幼稚園などに出向いて活動されています☆
素直な子どもたちは、お話も良く聴いてくれていましたが、優しい大人に育って欲しいですね☆
14時20分〜14時50分
風船のおもちゃ箱バルーンアーチストあいバルーンショー
バルーンアーチストあいさま
2009年テレビ出演をきっかけにパフォーマーデビューされたあいさまは、
思春期中学生の息子を持つママさんパフォーマーとして活動されています。
バルーンプレゼントでは、自分が小さなお子さんに癒され、
ママ同士のトークに花が咲いているそうです。
2012年風船の全国大会パフォーマンス部門で優勝。
パパやママ、子供やお年寄り皆が一体になるショーを目指し、
2014年風船の世界大会コスチューム部門では準優勝されています。
大きな作品や人を驚かす作品を作る事が大好きで、
大きなオブジェも手がける事が多々あるそうです。
2015年店舗をオープンさせギフトや
バルーンの裾野を広げる活動にも精力的に取り組んでいます。
バルーンアーチストあいHP
http://www.ai-love-balloon.com/
風船で作り上げる数々のオブジェ
夢と笑いに満ちたパフォーマンスに会場は大賑わいでした
お客さまも参加されて、会場は笑いで溢れました
あいさま、楽しい夢のあるステージに大人も子どもさんも釘づけでしたね
素敵なバルーンショーを本当にありがとうございました<(__)>
15時〜15時50分
動物愛護シンポジウム人と動物が幸せに暮らせるまちさっぽろ「さっぽろの未来」
パネリストのお三方のプロフィールです☆
札幌市動物管理センター所長 向井猛さま
円山動物園に18年間勤務され、平成24年4月から札幌市動物管理センターの所長に就任されました。
愛玩動物、野生動物ともに広く見識を持ちで、動物の生態や自然環境保全に精通されています。
また、漫画「動物のお医者さん」の第5巻49話にM山動物園の向田獣医師役で登場、
動物に優しく気さくな人柄で親しまれています。
モリマンモリ夫さま
北海道を中心にテレビ、ラジオで活躍中のお笑い芸人のモリマンモリ夫さん。
2002年にペットショップでキャバリアを購入され、売れ残った動物たちは
どうなるのかと言う疑問をきっかけに動物愛護に興味を持たれました。
2006年札幌市動物管理センターからブルマスチフを引き取りましたが、
先住犬のキャバリアとブルマスチフが血を見る大喧嘩になり、
ご両親にキャバリアを引き取ってもらうという悲しい事実に直面されました。
実体験からペットショップでの生体購入は反対、引き取りもよく考えてから
行ってもらいたいと思っていらっしゃるそうです。
認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会代表 稲垣真紀
子どもの頃からの夢は色々な動物達と暮らしたいことで、犬猫に限らず動物が大好きだそうです。
家を建てたら犬を飼い、ソファに大型犬が寝そべる生活に憧れ、
シベリアンハスキー、ゴールデンレトリバーと共に暮らし、
たくさんの事を犬達から学んだそうです。
仕事の関係で、身近な様々な動物の飼育経験があり、棄てられる動物を見る機会が多く、
救いたい、死ぬまで動物と関わりたいと動物保護シェルター建設を夢みて、
長沼に一文無しで来たのが始まりだそうです。
仲間に恵まれ、支えられ、今に至っているとのことです。
いつも当会をご支援くださっているモリマンモリ夫さま。
海外に行った際は必ずその国のペット事情を見てくるということを
必須で旅しているそうですよ☆
向井所長にお会いするのは初めてでしたが、
さすが絶妙な会話に会場はリラックスした雰囲気になりました♪
小題は5つご用意させていただきました。
@ 犬の殺処分ゼロ更新中!猫の未来は?
平成26年の1月から犬の殺処分ゼロが更新していますが、
昨年は大変困難な状況が多々ありその度に乗り越えて来られました。
すべて奇特な市民や愛護団体さんに救われてのゼロ樹立でしたが、
貰い手が付くまで、処分せずに収容延長してくださり感謝です!
猫も平成25年度に1000頭の処分を切り、764頭、平成26年度は更に230頭少ない534頭と
大幅に減少しましたが、犬に比べると決して少ない数ではありません。
そのほとんどが目も開いていない子猫たちで、昨年度から本格実施されている
ボランティア譲渡制度を導入し、病的な子猫を除く、離乳前の子猫を一般譲渡に先立ち、
ボランティア譲渡をして、育ててもらう制度を始めたことが、
大幅な殺処分減少に結びついておられます。
土曜日のわんにゃん飼い主探しで、4月〜11月までの第2、第4土曜日の
午前10時〜12時まで譲渡会を実施して4年目。
成猫が貰われている機会が増え、これも殺処分減少に拍車をかけています。
1月から成猫の処分はゼロ、4月、5月は病的な離乳前の子猫の処分があったそうですが、
6月はほとんどの子猫をボランティア譲渡に結びつけ、子猫も処分ゼロでした。
猫のボランティア団体が法人化され、
基盤が強くなったことも良い結果に繋がっていっています。
また、こういった猫の処分の中でも多頭飼育の崩壊が大きな課題であり、
多頭飼育にならない前に避妊去勢をするなど指導出来ればとのことで、
このあと制定予定の動物愛護管理条例の中では、多頭飼育の届出制を盛り込む予定です。
A 札幌市の動物条例について
5月28日に公表されました札幌市動物愛護管理基本構想では、
条例の必要性については、平成25年9月の大幅な法改正があったことにより、
更なる動物愛護の推進が求められています。
「人と動物が共生する社会の実現」人と動物が幸せに暮らせる街さっぽろを目指し、
三つの基本となる柱1動物愛護精神の涵養2動物の適正管理の推進3動物の福祉の向上を
盛り込んだ動物愛護管理に関する条例を制定する予定です。
8月中旬にはパブリックコメントが実施される予定だそうです。
数々の犬の事件がある中で、所長は悪いのは犬ではなく飼い主の飼い方でsる。
法整備をしていかなければならないと心強い意見を伺うことが出来ました!
B 官民共助社会における動物愛護管理センターと市民の役割
動物を飼っている人も飼っていない人も、命ある動物を理解し、
愛護に努めることが市民の責務です。
動物管理センターは、今後更に市民の皆様と連携協働し、
動物愛護施策に御協力をお願いしたいとのことです。
また、関係団体との連携協働も目指しており、協力関係を深めて行きたいとのことです。
C 海外の動物シェルターに学ぶ
ドイツのティアハイムベルリンなど動物の保護について先進の欧米
には学ぶところが多く、横浜市動物愛護センターも
ティアハイムをモデルにして建設されたそうです。
モリマンモリ夫さんがサンフランシスコのシェルターでは
保護犬に躾や不妊手術、治療をしてから譲渡していることや
施設もきれいで家族が遊園地に行くような身近な感覚で
訪問していることなどお話くださいました
所長からも、シェルターメディスンという新しい獣医医療の考え方も出てきており、
これからは、大学との連携でシェルターメディスンを実践出来ればとのことです。
長野県のハローアニマル、和歌山県の愛護センター、最近では、横浜市動物愛護センターや
旭川市動物愛護センターが動物医療も可能な施設を整え、日々実践されているので、
札幌市も早く追いつきたいとのことでした。
D 今なぜ、動物愛護センターが必要なのか
あり方検討委員会からも指摘があったように、
北区篠路町にある福移支所の機能と西区八軒にある本所の機能を一元化し、
収容・譲渡機能を市の中心部に設け、
市民の皆様が足を運びやすい立地条件に愛護センターを設けることで、
更に譲渡を推進し、動物愛護の精神を普及啓発することができるものと考えます。
また、子供たちに対する命の教育を実践できる場所として、
また様々な年齢層の方々に訪れて頂き、
動物にふれあうことが出来る市民交流施設として、必要なのではないでしょうか。
当会の、札幌市動物愛護センター建設のための署名活動、
札幌市議会への陳情など動物愛護センター設立に向け尽力しているところです。
横浜市動物愛護センターや旭川市動物愛護センターあにまある、
5月に開庁された京都動物愛護センターも、殺処分機は設置していません!!
殺処分機のない本当の意味の動物愛護センターを札幌市にも作りましょう!
それには皆さまのご賛同ご協力が必要です
24日までに5万人を目指しています!署名用紙と合わせるとあと4,300名ほどです
http://goo.gl/lr0y1U
詳しい記事はコチラです☆
7/14しっぽレポート【24日着まで!札幌市どうぶつ愛護センター建設署名運動!】
http://shippo-days.seesaa.net/article/422343466.html
向井所長さま、モリマンモリ夫さま、そして当会代表稲垣の動物に対する熱い思いと
人と動物が幸せに暮らせるまち・さっぽろの未来が明るく見えた気がしました
パネリストの向井所長さま、モリマンモリ夫さま、稲垣代表、お疲れさまでございました!
本当にありがとうございました<(__)>
7月12日(日)13時〜13時40分、15時〜15時40分
ダブルダッチパフォーマンス
札幌ダブルダッチチーム”NorthRopes“(ノースロープス)
メンバー 日高 龍太郎さま、緒形 直樹さま、松田 務さま
2本の縄を使ったスポーツでありパフォーマンスでもある”ダブルダッチ”を
札幌を拠点とし活動しているノースロープスさん。
道内各地でダブルダッチを広める為のパフォーマンス活動や講習会も行い、
子供から大人まで、様々な年代の方に楽しんでもらえるような演技を披露されています。
チームリーダーの龍太郎さんが大学時代に動物愛護サークルの設立に携わっており、
今回のコラボが実現しました。
参加型ダブルダッチパフォーマンスとトーク、そしてパフォーマンス終了後に
プチ体験会を楽しんでいただきました♪
北海道ダブルダッチさまのHPもぜひご覧ください♪
http://www.hokkaido-dda.com/
会場の子どもたちも参加してダブルバッチを楽しんでいましたよ
未来のパフォマーになるかも知れませんねww
14時〜14時50分(13時30分受付先着10名)
ペットの似顔絵教室
イラストレーター かきはら ひとみ 動物専門イラストレーター。
HOKKAIDOしっぽの会のロゴやグッズデザインでもお馴染みの
動物イラストレーターかきはらひとみさん。
旧北海道綜合美術専門学校卒業後、犬たちに関わるさまざまな職業を経て現在に至りました。
どんなにきれいな絵を描いても、動物たちの目の輝きやその美しさを
少しでも表現したいと思い続けて、絵を描き続けているそうです。
物言わぬ隣人に気づかされ、教えられる毎日を楽しんでいるそうです。
ご参加くださった皆さまの愛犬・愛猫の写真を見て、下絵をスケッチ。
パステルクレヨンで色を付けていきました☆
皆さま、本当にお上手でした
かきはら先生、素敵な企画をありがとうございました!
大変お世話になりました<(__)>
当会の卒業ワン、シャーロット(旧:千)ちゃんも、バッグの中から挨拶してくれました
似顔絵教室ではシャーロットちゃんの似顔絵に挑戦されていました。
いつもイベントにいらしてくださり、本当にありがとうございます
以上。3日間行いましたステージイベントのご報告でした☆
タグ:チカホ