
本日、旭川市動物愛護センター「あにまある」に犬を引き取りに行って来ました。

収容犬97、推定10歳のメスのチワワは飼い主さんの死亡により、
1月20日、以下のチワワ他、チワワ、ミニチュアダックスと4匹で放棄されました。
人懐こくてかわいい子です。
1月末に一度てんかん発作を起こしたそうです。

収容犬95、この子は推定10歳以上のメスで、この子も人懐こくいい子です。

収容犬66、昨年10月8日に飼い主の事情で放棄されたメスの柴犬は、
14才(H12.6.15生)の高齢犬です。
少し気難しいところもあるようですが、落ち着いた子です。

「あにまある」では、近いうちに多頭放棄収容が予定され、
急遽、犬舎を開けなければならない状況になってしまい、
現在収容されている残った4匹の収容犬も引き取り先が決まっていました。

物々しい雰囲気ですが、これから旭川市内の多頭飼育現場の調査のために、
装備をされた「あにまある」の職員の方々。
2週間くらい前に犬が放れてていると通報を受け、旭川市が捕獲、
飼い主が分かり、返還に行ったところ、驚愕の数の犬がいることが発覚しました。

現場は静かな住宅街ですが、外に漏れる異臭と犬の鳴き声に緊張が走りました。

一歩足を踏み込んでみると、成犬、子犬を合わせ、軽く30匹は超える数の犬が!!
5名の職員さんは、雌雄それぞれの数を2時間かけて調べ、実態把握をしました。

反対側は押入れになっていますが、ここだけでも10匹もいます!
飼い主もいったい何匹いるのか分からないとのこと。
結局、50匹近い数の犬がいることが分かりました!
平成20年頃、飼い主は1匹の犬を飼育していましたが、
近所に捨てられたメス犬も飼い始め、
不妊手術をしなかったために、6年間でこれだけの数に!
糞尿が堆積した不衛生な環境・・・
劣悪な環境で淘汰された命もあり、犬たちが本当にかわいそうでなりませんでした・・
今日、「あにまある」では、命の危険があるため子犬を保護しましたが、
そのうち、2匹の子犬と乳飲み子1匹を当会で引き取りました。
「あにまある」では、これ以上増えないように計画を立て保護していく予定ですが、
「あにまある」の収容スペースの関係で、引き取り出来る頭数にも限りがあり、
行政だけでは解決が出来ない問題です。
今日、見た感じでは、攻撃性のあるような子たちではなかったですし、
適正に飼育していけば、家族の一員になれるような子たちばかりだと思います。
「あにまある」のHPに情報掲載されるのは、来週以降になりそうですが、
その際は、一匹でも家族に迎えていただけるよう、どうか、皆様のご協力をお願いします!
旭川市動物愛護センター「あにまある」HP
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/eiseikensa/Animaal_HP/index.html