2015年02月07日

石狩保健所から2匹の嶺泊犬

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2月2日、石狩保健所に収容された嶺泊の2匹の野良犬。

野良犬で差し出されたそうですが、2匹とも首輪をつけ1匹は去勢も済んでいました。

まだ若く推定2〜3歳でしょうか・・・飼われていたわりには人に慣れておらず、
ビクビクと様子を伺いますが、攻撃するようなことはありません。






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賢そうなミックス犬のオスの名は鋼牙(コウガ)、未去勢でした。





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この子は神楽(カグラ)、去勢済で、歯が真っ白でしたので、鋼牙より若いようです。

2匹ともバリケンにスムーズに移動してくれましたが、
神楽はビビッて排泄をしてしまいました。
でも、逃げ出すと大変なので、強烈な臭いとともに、そのまま車に乗せました。





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鋼牙は安堵したような落ち着いた表情を見せていましたが、
神楽は車酔いするとか・・・
長沼までの道中が心配でしたが、無事にしっぽに到着しました。

当会の犬の引き取りは、昔は札幌市動物管理センターや
近隣の由仁や岩見沢保健所からの引き取りが多かったのですが、
ここ数年は同じく近隣ですが、石狩保健所からの引き取り犬が多数となり、
嶺泊からの保護犬も平成20年度から数えると、既に110匹余りになります!



私たちが救える命はほんの一握りです・・・そして、どの子も同じ命を持っています。
救っても救っても解決しない嶺泊犬の理不尽さがたまらなく、
その分、道内の他の保健所で引き取り手がなく死んでいった子たちを思うと不憫でなりません・・・

また、嶺泊の犬たちは人に慣れていないので、
社会性を身につけるのは並大抵ではありません。
新たな飼い主さんにご譲渡出来るまで時間がかかるうえ、
ご理解のある方でなければ飼育が難しいので、出会いが限られてしまいます。

当会にいる嶺泊の犬たちは、
姫子、ブラッシュ、ジンタ、キンカ、スラッシュ、ブライト、アポロン、アトラス、
子犬のプリエも嶺泊で保護されましたし、鋼牙、神楽を入れると11匹・・・
現在、嶺泊犬は収容犬の2割を占めています。

一匹でも多くの命を救い、一匹でも多くの子が幸せな家族の一員になって欲しい・・・
そのためには、根本が解決しなければ現状は変わりません。

これ以上、不幸な犬を増やさない!人間の身勝手な行動の犠牲にさせない!
そのためには、真実を見る確かな目と
監視して通報することが抑止につながるのだと思います。

どうか皆様のご協力、よろしくお願いいたします!!



タグ:石狩保健所
posted by しっぽの会 at 11:21 | 北海道立、市立保健所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする