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12月5日付、朝日新聞社会面に掲載された小型犬の遺棄問題。
動物はものではなく命あるもの・・・
多数ではなく大量となっているところに違和感を覚えますが、
こうした事件は、ペットをものとしてしか扱わない悪質ペット業者の倫理観やモラルの欠如、
ずさんな飼育管理等が背景にあり、
幼齢の子犬や子猫、流行種を求める消費者にも責任があります。
昨年9月施行の改正動物愛護管理法により、
業者が売れ残った犬や猫等を保健所に持ち込むことは出来なくなりましたが、
改正前も犬が多数遺棄される事件は日常的に起きていました。
犬や猫は命あるもの・・・
他の商品のように在庫や期限で管理できるものではありませんし、
大切にペットを飼いたい人の需要があって初めて供給されるべきものと思います。
ペット先進国のドイツやスイスではペットを展示販売は禁止されており、
犬や猫を飼いたい人は、保護シェルターから迎え入れたり、
優良なブリーダーに予約をしておきますが、
その際にも飼い主として問題がないか厳しい審査があるそうです。
小さな命を尊ぶ社会は人間にとっても住みやすい社会です。
過去にイギリスのブリーダーが日本人には犬を売るなと聞いたことがありますが、
日本がペットの先進国となる日が一日も早く実現しますように・・・。