
日付が10月30日に変わる頃、
道東の釧路、帯広に収容されている犬猫の引き取りに向かいました。
途中の日勝峠では、道路上に雪は積もっていなかったものの、
ここのところの寒気で道路脇には雪が積もっていました。

釧路に到着したのは午前6時半頃、
休憩と仮眠を取って9時頃に釧路保健所に伺いました。
犬や猫たちはちょうど朝ご飯の終わり頃だったようで、
天気も良かったからかみんな外に出ていました。




子犬たちは全部で7匹。
厚岸のほぼ同じ所で別々の日に保護されました。
野良の子とのことですが、みんな人懐っこく、遊んでほしいのか前に前にとグイグイ来ます。
ですが、茶色の子1匹だけが、なかなかみんなの輪の中に入れず、後ろでウロウロしていました。
少し人が怖いのかもしれません。
釧路保健所では次々に子犬が迷子収容され、ほとんどが厚岸町で捕獲されています。
元々の野犬の子というより、飼育放置されている犬たちが出産し、
飼いきれずに遺棄されているのではないでしょうか。
当会では、8月にも釧路保健所から合わせて7匹の犬を引き取りましたが、
そのうち4匹が厚岸町で捕獲された子犬でした。

成犬は2匹引き取りました。
同じような色合いですが、この子の方が年上のようです。
初対面だったせいか、なかなか吠えるのをやめてくれませんでした(^_^;)
クッシーと名付けました。

この子は、一度吠えたあとはしっぽフリフリで、
立ったままのお手もしてくれるフレンドリーな子です。
ナッツと名付けました。
今回成犬の引取りは2匹でしたが、
ヨークシャテリアとシェルティは貰われやすいとのことで、当会では引き取りしませんでした。
ヨークシャテリアは、常に動きまわっていてよく吠えていましたが可愛い子です。
シェルティは、毛玉が酷く手入れもされずにいたのでしょう・・・とても人懐っこい子でした。
新たに犬をお迎え入れ予定のある方や保護できる方がいらっしゃいましたら、
ぜひ2匹の面会に行かれてみてください。

子猫は2匹引き取りました。
推定2ヵ月の子猫は4匹きょうだいでしたが、2匹は先に貰われて行きました。
10月21日に保健所収容は凶暴であったとのこと・・・
怖くて怯えが極限に達していたようです。
しかし、人に慣れていない程度の怯え方のようですから、
今後はすぐに人馴れしてくれそうです。
風邪気味のようですが、元気・食欲はあるようです。
ベルとチャイムと名付けました。

子犬7匹、成犬2匹、子猫2匹を乗せて10時過ぎに帯広保健所へ向かいました。
帯広保健所に着いたのは午後1時過ぎでした。

早速犬舎に入ると、白い成犬がいました。
この子は譲渡対象外になりかけましたが、幸運にも新しい飼い主が決まった子です。
とてもフレンドリーないい子でした。

そして、いました・・・!
今回引き取る子は、小柄で若めの子でお腹が大きくなっています。
帯広の野良犬の多いところで保護されたそうで、
人馴れしておらず、保健所に収容されてからも捕獲器から出せずにいたそうです。
この数日前にようやく首輪を着けることができ、捕獲器から出すことができました。
しばらくは人前ではご飯を食べず、人がいなくなってから食べていたようですが、
最近では手からオヤツを食べるようになったり、
しっぽを振ったりするようになったそうなので、馴れるのも早いかもしれません。
この子はマアムと名付けました。
が、、、、キャリーに乗せて出発前にもう一度確認したところ、
リードを噛みちぎられていました(^_^;)
2時過ぎに帯広を出発して、
千歳にあるかかりつけの動物病院で取り急ぎ子犬たちに混合ワクチン接種し、
当会に着いたのは午後6時を回っていました。
北海道は広大で保健所へのレスキューも一日がかりになることもあり、
スタッフの長〜い一日が終わりました。
本当にお疲れさまでした!
こうして繋がった小さな命たち・・・みんな絶対に幸せになろうね!!