
<北海道新聞札幌圏10月18日朝刊記事 画面クリックで大きくなります>
札幌市では、大学教授や獣医師会役員など動物関連の学識経験者、
動物取扱業者、動物愛護団体、公募市民で構成する
「動物愛護管理のあり方検討委員会」を3月に設置、
平成28年度の制定をめざし計5回に亘る会議を先日終えました。
委員会ではこれまで、
・札幌市の動物愛護管理に関する条例の制定について
・動物管理センターの業務のあり方について
・動物管理センターの名称について
・飼い主のいない猫対策について
・多頭飼育の届出
・札幌市動物愛護推進協議会(仮称)の設置について
など検討、この度札幌市動物愛護管理基本計画案がまとまりました。
会議の中で、現在、西区にある本所と
動物が収容されている北区福移支所と2ヵ所に分かれている
札幌市動物管理センターの業務を統合させ、
より市民が足を運びやすく、動物たちの福祉の向上や
動物愛護を普及啓発を推進するため、
施設を1ヵ所に集約させる構想案が検討されました。
2015年開設予定の、
京都府と京都市が共同で建設する「京都動物愛護センター」は
京都市南区の上鳥羽公園で交通アクセスの良い場所です。
都道府県と政令市が連携して運営する動物愛護施設は全国初ですが、
新センターは1階建ての事務所棟と動物棟の2棟構成で、敷地面積は約1万平方メートル。
総工費約6億円を府と市が半分ずつ負担するそうです。
動物の夜間救急診療所を開設するほか、犬の運動スペース「ドッグラン」を併設するなど、
市民に開かれた場所となり、
一層、動物の愛護の普及啓発も進むことでしょう。
札幌市の施設も、市民が足を運びやすい交通の利便性の高い場所が望まれますが、
候補地や実際に施設が建設できるかは予算や土地の確保の問題もあり未定の状況ですが、
2所体制が一本化することで、連携した効率的な業務が行えます。
次世代の子どもたちが命の尊さを学び、真に人と動物が共生できる社会を作るには、
そうした施設は不可欠だと思います。
札幌市の動物愛護条例は罰則なども盛り込み、
札幌市独自の条例を制定、『動物の愛護と管理』を厳格化させ、
動物の福祉の向上まで盛り込んだ画期的なもので、
全国の自治体のお手本となるようなものです。
全国の住みたい街ナンバーワンの札幌市☆
動物たちにも安心して暮らせる札幌市になれるように、
『人と動物が共生する社会の実現』に向け、
最高の『札幌市動物の愛護及び管理に関する条例』が
制定されますよう、来年パブリックコメントが開始されましたら、
札幌市にお住まいでなくても
意見を提出することが出来ますので皆様ぜひご参加ください。
札幌市が『動物の愛護と管理と福祉』で人と動物がより良く共生できる街となり、
全国の自治体のお手本になれるよう、皆様応援よろしくお願いします!