2014年08月24日

札幌市愛護推進員の『命の授業』

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札幌市動物管理センター福移支所です。
札幌市北区の郊外に位置する施設に迷子や放棄された犬猫が収容されています。

札幌市では、平成26年度37名の動物愛護推進員が活動されています。

動物愛護推進員は、動物に関する知識や経験を持ち、
地域における活動や行政事業への協力等を通じて、
居住する街の動物の愛護及びペットの適正飼育を推進し、
ボランティアとして「動物の愛護及び管理に関する法律」に基づき
札幌市長から委嘱を受けた方々です。

また、札幌市動物管理センターに収容された犬や猫の譲渡の推進、
行政が実施する事業にも協力されています。





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飼い主さんから届いた、センターから譲渡され幸せになった犬猫たちの写真。





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こちらは、飼い主さんから届いた、犬猫たちの飼い主さん報告。

こうした資料を整理、展示するのも動物愛護推進員がされています。





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先日8月21日、3名の愛護推進員の方々は、
札幌市西区発寒の保育園で、愛護推進員主催の初の『命の授業』を開催されました。

就学前の40名余りの子どもたちは、生き生きと目を輝かせて話を聞いていました。





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札幌市動物管理センターの職員の方も同席され、
子どもたちに温かな眼差しを向けられていました。





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『お家で犬や猫を飼っている人はいますか〜?』との掛け声にも元気に反応してくれる子どもたち。

最初に犬や猫の大きさや重さ、出産数、成長の早さなど、
子どもの目線に合わせたお話は、分かりやすく説得力がありました。

中にはアレルギーがあるから飼えないの。。。と答えるお子さんのいたり、
それも勉強のひとつになりますね。





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犬の縫いぐるみと猫の縫いぐるみには、
生まれたての子犬と子猫の重さに合わせた詰め物をしてあります。





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子どもたちは産まれたばかりの『命の重さ』を体感していました。

純粋な子どもたちには、何もかもスッーと素直に入っていくようです。





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犬や猫の鳴き声クイズ″では大盛り上がりしました。

犬と猫の様々な鳴き声を聞いてもらいましたが、
中には『牛〜!♪』と答える子もいて笑いを誘っていました (*^_^*)





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札幌市動物管理センターの写真パネル。





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収容されている犬猫を見て『かわいい〜〜!』と大歓声をあげる子どもたち。

しかし、動物愛護推進員の方が、
『この子たちは迷子になってゴハンも食べられず、水も飲めなくて、
寝るところもなくてここにやって来た子たちや、
飼えなくなって捨てられた可哀想な子たちで、
お家に帰りたいよーて言ってるね。』と話されると、
小さなお子さんの声は途端に『かわいそうー』に変わりました。

お家に帰ってお父さんお母さんに、今日のお話を伝えることを約束してくれた子どもたち。

その後先生が、犬や猫をいじめてはいけないことや、
嬉しいとしっぽを振るし、怖いとしっぽが下がるし、
皆と同じように喜びも悲しみも感じていること等を話されていました。

純粋無垢なピュアな子どもたちですから、
この先も優しさや思いやりのある教育を受け、体験することで、
温かな思いやりのある大人になってくれますね!


動物愛護推進員の皆様、札幌市動物管理センター様、本当にお疲れさまでした!

動物愛護推進員の皆様、次回の命の授業も楽しみにしています!
これからも、動物愛護推進のためにどうぞご活躍されてください。



タグ:愛護推進員
posted by しっぽの会 at 12:42 | 札幌市動物管理センター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする