当会では、ハンデのある犬を預かりしているスタッフがいます。
心優しくとにかく動物が大好きなスタッフは
弱っている子を見ると気になって仕方がなく、
自分が出来る範囲でと、札幌市動物管理センターから3匹の猫を迎えています。
上記のアメリカンショートヘアーは4月11日、
札幌市動物管理センターから引取りしたF3の猫でした。
名前はマカロンと名付けました。
交通事故に遭ったのか、虐待されたのか顎の骨が折れていました。
鼻のあたりに腫瘍もあるみたいで、
エイズだし白血病だしボロボロな状態した。
マカロンはやっぱり自分でごはんを食べれず、
流動食を飲ませて毎日皮下点滴しました。
引き取り後すぐに亡くなるかと思うほど弱っていたのですが、
自力で食事できるようになりました。
今ではとても元気になり、
予定していた顎の骨折手術も自然治癒したのでしなくても良くなったそうです!
マカロンはすごく性格が良くて、
人懐っこいし犬も平気で、本当に優しい子だそうです。
収容猫F52、6月22日、豊平区平岸3条5丁目で保護された白灰猫のオス。
汚れボロボロになった姿・・・どれだけ過酷な日々を過ごしてきたのか・・・
想像すると胸が詰まりました。
彼女はこの子も救いました。
去勢済みとなっていましたが、生粋の野良猫だったようで触ることは出来ないようです(><)
名前はシフォンと名付けました。
処分予定でしたから、本当に幸運な一匹でした。
食欲は凄いそうで去勢手術も済みました。
凶暴猫のシフォンは相変らずだそうです(><)
優しいマカロンの爪の垢でも煎じて飲んでほしいですね^^;
F62、7月14日に迷子で札幌市動物管理センターに収容された黒猫のオスは、
期限が切れでしたが、収容スペースもあることから処分されていませんでした。
とても痩せていて体調も優れないようで、
預かりスタッフが引き取り後に行った病院で事故に遭ったんじゃないかと言われました。
後肢の筋肉も全然ないので、かなり前に事故に遭っているかもしれないとのこと・・・。
8月1日、この子も引き取りました。
センターでは、余り食べないとのことで心配でしたが、
安心したのか家に着いてからは缶詰めをたくさん食べたそうです。
残念ながら、マカロン同じ白血病でした・・・
また右前肢と肋骨が1本骨折してました。
性格は温厚で、優しいマカロンと大の仲良しです。
身体が不自由なのにちゃんとトイレで排泄しているそうです。
1週間で2、5キロから3、3キロまで体重が増え、
去勢手術も済んでとても元気になりました。
『マカロンにかわいがってもらってます。男の子だけど、ココアって名前にしました。
マカロンはほんとに優しい子です。ココアも連れて来て良かったと思います(^-^)』
と預かりスタッフからの言葉にはいつも動物への愛情がいっぱいです!!
私たちが、救ってあげることが出来る犬や猫は、ほんの一握りかも知れません。
でも、犬猫を迎える方が、動物管理センターや保健所、愛護団体や
保護ボランティアさんから迎えてくだされば助かる命はもっと多くなります。
しかし、その前に無責任な飼い主がいなくなる社会、
安易に動物を入手できない社会にしなくてはなりません。
ペットショップでの動物展示も購買意欲をくすぐり衝動買いに走ります。
動物関係の仕事をしている人たち、
それぞれが動物たちのために出来ることがあるはずです。
また、消費者は優良な店で買い物をするとか、
誠意ある良心的なお店が残れるような社会をつくる責任があると思うのです。
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