
7月18日、ムートが虹の橋へ旅立ちました・・。
襟裳の牧場のD型ハウスに繋がれ、ご飯と一緒に置き去りにされていたムート・・
出会いを期待して、保健所では収容期間を延ばしてくださいましたが
残念ながら新たな出会いがなく、7月14日に当会で引き取りしました。
保護時からふらつきが酷く自力歩行が困難、
瞳孔が縮みっぱなしで頭に傾きがあり、
神経症状の疑いがありそのまま入院になりました。
退院してきたときのムートです。
病院で点滴をしていましたが、ムートがグルグル動き回るため
点滴の針が抜けてしまい、会で皮下点滴をすることになり
7月17日に退院してきました。
ゲージからなんとか自力で出てきて「 ワンッワンッ 」と何度も吠えました。
やっとしっぽに辿り着いたムート。
ムートも「 やっと着いたぞー 」と言っているようでした。
自力で身体を支えられないのでスタッフに支えられながら、
着いてすぐお水をたくさん飲みました。
すごくゆっくりですが足元の滑らない砂利道を頑張って歩いてくれました。
「おいら、まだ頑張れるよ


ですが、退院してきた翌朝、スタッフが出勤した8時過ぎには
瞳孔が開いた状態で息もしていませんでした。
身体が温かかったため心臓マッサージと人工呼吸をしましたが、
ムートが息を吹き返してくれることはありませんでした。
高齢で、手もかかりお世話が大変になったから
ムートは捨てられてしまったのでしょうか・・
知らない場所に独り置き去りにされたムート。
置き去りにされ、飼い主の後姿を見てムートは何を思ったのでしょう・・
「 ボクを置いていっちゃうの? 」
「 迎えに来てくれるんだよね・・? 」
信頼していた家族に裏切られたムートの気持ちを想うと
とても悲しく、虚しく、憤りを感じます。
それでも、会に来て最期に見せてくれたムートの笑顔は
もしかすると「 連れてきてくれて ありがとう 」と
言っていたのかもしれません。
人間の勝手で犬生の最後に悲しい想いをする子がたくさんいます。
安易な気持ちで犬猫を飼わないでください!
最期まで責任を持って家族でいてあげてください!
悲しい想いをする子が これ以上増えませんように・・。
ムート、辛い状況の中 みんなに可愛い笑顔を見せてくれて ありがとう。
今度生まれ変わった時は幸せになってね・・。
皆さまとムートの冥福をお祈りしたいと思います。