昨日、ラムが虹の橋へ旅立ちました。
昨朝スタッフが出勤し犬舎に行ったところ、
横になったラムの身体が冷たくなっていました。
前日も完食ではありませんがいつものように食餌を取り、
ゆっくり歩いて外に排泄にも出ました。
いつもと変わらない日常を送っていたラムに起こった突然の出来事でした。
ラムは今月10日、室蘭保健所から引取りした推定12歳のミックス犬のメスで、
首輪に鎖をつけ街中にいたところを警察に保護された迷子犬でした。
肢が悪く歩くこともままならないラムが迷子になるはずもなく、
飼い主に遺棄されたのでしょう・・・。
迷子期限が過ぎ飼い主の迎えもないことから
そのまま殺処分されることが決まりましたが、
当会でもご相談させていただき飼い主募集になりました。
しかし、新たな出会いはありませんでした。
当会で引取り、病院で診察していただいた結果は、
体重が29キロもあり無数の乳腺腫瘍がありました。
また、肺が全体的に白く気管が細くなり気管虚脱になっていました。
脂肪が厚く心臓の音は分かりずらかったのですが、
相当心臓も悪かったようでした。
右眼球も小さく視力もなく、
両前肢の関節や靭帯は体重のせいで弱くなり身体が歪んでいました。
このように、病気の塊のようなラムの血液検査の結果は、
肝臓、白血球、コレステロールの数値が高く、貧血気味。
乳腺・避妊の手術をするには脂肪が厚く、
10キロ程痩せてから手術することとなり
ダイエット食で減量開始していました。
とても温厚で大人しい性格だったラム。
残された余生は穏やかに送らせてあげたいと思っていましたので、
本当に残念でなりません。
ラムを気にかけてくださった皆様、本当にありがとうございました。
皆様とラムの冥福をお祈りしたいと思います。
タグ:虹の橋