
4月10日、室蘭保健所から2匹の犬を引き取りました。
総合庁舎の建物の裏手に犬の抑留所がありました。
収容スペースはかなり狭いのですが、
隣は庁舎職員の休憩所(喫煙所)になっているので、
時折犬好きな職員の方が遊んでくれたりもする環境でした。
2匹は新たな出会いがなく処分が決まっていた子でした。
迷子期限が切れた犬や飼い主に放棄された犬の
新たな飼い主さん探しは各振興局に移行しますが、
収容されている室蘭保健所や胆振総合振興局の職員さんも
なんとか命を繋げたいと収容期限を延長してくださいました。

ダックス×ビーグルのミックスで名前はバーボンと名付けました。
バーボンは推定6歳の去勢オスです。
飼い主の都合で2匹一緒に放棄されました。
1匹は先に貰われて行きましたが、
バーボンは最初の譲渡先で先住犬にマウンティングを繰り返したため、
先住犬がストレスで体調を崩したと、また保健所に戻ってきました。
その後、期限を4月1日迄延長し2度目の出会いがありましたが、
譲渡先では先住犬がいたので、
日中はサークルに入れようとした際に激しく抵抗したとのことで、
またまた放棄となってしまいました。
バーボンは、初対面の人には吠えますが、
その後は何事もなかったかのように甘え人は大好きなようです。
職員さんのお話によると、
散歩中にほかの犬がいると吠えるようで、
遠くの人にも吠えるそうですが、
近づくと大人しくなりフレンドリーになるようです☆
帰りは病院に直行し健康診断しましたが、
体重はなんと16キロもあり、目標体重は12キロとなりました!
バーボン、健康のためにダイエットがんばろうね!

迷子期限が切れた推定12歳のミックス犬のメスはラムと名付けました。
首輪に鎖をつけた状態で、街中で警察に保護されましたが、
飼い主からの問い合わせはなく保健所に渡されました。
とにかく太っていて、体重は29.2キロもありました!
避妊手術されていなかったため乳腺腫瘍がたくさんあり、
お腹も膨らんで分厚い脂肪に覆われています。
右目は何らかの原因で眼球が小さくなったらしく、
視力はありませんでした。
また、両前肢の関節や靭帯も体重のせいで弱くなっています。
ラムの目標体重は20キロだそうです。
健康になるため、ラムもダイエットがんばります☆
性格は温厚で人にも他の犬にもフレンドリー、
病院でもどこを触られてもいい子にしていました☆

室蘭といえば有名なのが白鳥大橋です☆
ちょうど雨があがったので写真に撮ってみました。
白鳥大橋は、室蘭港を渡る国道37号白鳥新道1期区間の橋ですが、
13年間の工事を経て1998年に完成し、室蘭市のシンボルになっています。
この度、室蘭保健所からの引取りは初めてでしたが、
処分が決まっていた子たちを救うことができ安堵しています。
しかし、本当の安堵はこの子たちが家族に迎えていただけることですね。
皆さま、バーボンとラムに会いにいらしてください☆