2014年02月15日

お便り〜保護猫の介護奮闘記〜

いつも当会をご支援くださっている方からお便りをいただきました☆

昨年、当会が滝川保健所から引き取りした猫のマイケルを
気にかけてくださっていましたが、
その後、岩見沢保健所に収容されていた負傷した猫を引き取りされました。

この子は、滝川で交通事故により下半身不随となり、
治療後、岩見沢保健所収容されていました。


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下半身不随でオムツをしていましたが、うちに来る前日に片後肢が動き出したとの事で、
もっと動いて元気になるようにと「ダッシュ」と名づけました。

写真は最初の頃で病院で「丸い!でかい!」と皆、立ち止まって笑っていました。

老猫を介護するのとは違い、元気で若くて大きくて6kgもある猫の介助は、
毎日ほねの折れる作業でした。

主人には、普通の猫3匹は楽に面倒を見れたのでは?と言われるほど。

普段の家事に加え、引っ越しや、慣れないパート勤め、
初めての教習場通いで心労がたまり、体調を崩す事も。

ただ、どんなに疲れていても、くじけそうになっても、ダッシュの顔を見て、
もしこの子を手放したらどうなるのかその後の事を考えると、
絶対にどこにもやらない、やれないと思いました。

だから、一度家族として一緒にいた子を捨てるようなこと、
色々な事情があるとは言え、本当に理解できません。

ダッシュを引き取る時も「お願いします。本当にいい子なんです!」と
必死に職員さんが言っていた事が忘れられません。

毎日の忙しさに限界がきた頃に、
飼っていたハムスターが死んでしまい絶望的な気持ちになりました。

ハムスターは大福という名前で可愛くて、私の疲れも癒してくれる大切な存在でした。

私は何をしてあげれただろう、
どうか満足して安らかにいてくれることを願うしかありません。

ダッシュは泣いてる私を心配そうにグルグル回って離れないで付き添ってくれました。

そのダッシュが苦しそうに動かなくなり、
病院に連れて行くと尿毒症になっていて危ないところでした。

緊急で2週間入院、大手術もしました。その間に自分の体も休めることができ、
自分が苦しいと一緒にペットも苦しくなってダメなようです。

今は免許も持ち、通い付けの動物病院で預かりもしてくれるので、
自分にもダッシュにも負担をかけず、十分なことをしてあげられています。

自分の意思で排泄ができないため、オムツははずせませんが、
今では両肢動けるようになり、完治ではありませんが、
走る格好をしたり、階段も降りれるようになりました。


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「ダッシュは泣いてる私を心配そうにグルグル回って離れないで付き添ってくれました。」とのこと。
動物は普段と様子が違うと、感情を読み取って心配してくれますよね。

日々、介護を続けていくことは大変なことですが、
ダッシュちゃんにとっても飼い主さんにとっても、お互いに唯一無二の存在ですね!

飼い主さま、ご報告本当にありがとうございました!



しっぽニュース



posted by しっぽの会 at 09:52 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする