皆さまに、嬉しいお知らせをするつもりが、
逆に悲しいお知らせをしなくてはなりません・・・。
10日(金)北斗市から引き取りした柴犬が、
長沼の地に着くことなく昨日病院で永眠いたしました・・・。
私たちも想定外のことで、悲壮感と脱力感でいっぱいです・・・。

5月10日(金)を廻った夜中、柴犬の引取りに道南の北斗市役所に向かいました。
この子は厳寒の今年1月31日、北斗市清川付近で保護された、
年齢はそう若くないオスの柴犬でした。
名前は街にちなんで北斗と名付けました。

写真は横から控えめに撮影しているのですが、
北斗は腸の一部が肛門から飛び出していました。
その事実を最近になって知り、治療しなければ命にかかわることから、
ゴールデンウィーク明けに北斗市役所と譲渡の交渉をさせていただきました。

北斗市は畜犬登録の関係で市民の方以外の譲渡はされていないとのことでしたが、
早急に治療しなければ命にかかわることから、
特例として当会での引き取りを承諾してくださいました。

遠方の保健所へ引き取りに行ってくださるボランティアさんが、
今回も命を繋ぐためがんばってくれました。
途中、有珠山サービスエリアのドックランでトイレタイムもとって、
北斗くんもリラックス、しばし休憩しました。

その後、サービスエリアを出発の際、なかなかケージには入らず、
椅子に乗りたそうにしたので乗せました。
もとの飼い主に、車に乗せてもらったりしていたのでしょうか?
ジィーと静かに外を見ていました・・・。
ボランティアさんは、「ひまわりと子犬の七日間」の映画を思い出したそうです。

当会には向かわず、直接かかりつけの病院に行きました。
病院では出ていた腸を戻し、
手術するか、状況次第では手術を行わないか経過をみるため入院しました。
そして、事態が急変したのは12日(日)朝です。
北斗はショック状態でグッタリし、そのまま亡くなってしまいました・・。
血液検査は炎症反応と貧血がありましたが特に問題は無く、
元気で食欲もあったので、病院でも原因が分からないため、
解剖させていただきたいとのことでした。
解剖の結果、死亡の原因は腸が破裂し腹膜炎を起こしたためでした。
連休さえなければ・・・
あと1週間早ければ・・・
頭をよぎるのは後悔ばかり・・・
優しい人に出会い温かい家族のもと、幸せに暮らして欲しい・・・
これまで苦労した分、何倍も余生を楽しんで欲しい・・・。
その願いは叶わず、北斗は虹の橋へ旅立ってしまいました。
本当に残念で残念でなりません・・・。
皆様と、北斗の冥福を祈りたいと思います。
posted by しっぽの会 at 13:38
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保護犬の様子
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