先日しっぽの会を卒業した波平(エイ)ちゃんの飼い主さまから、
波平ちゃんの嬉しい近況報告をいただきました♪
健やかに日々を過ごし幸せいっぱいの波平ちゃんです


波平を引き取ってようやく三週間が経ちました。
が、もう一年も一緒にいるような感覚です。
今日は引き取った時から続いていた目やにを診てもらうために、
初めて動物病院に連れて行きました。
見学に行った時から警戒心も見せずにお腹を見せて甘えてきた波平ですが、
病院でも完全にくつろいでいて、先生に肝が座ってるねーと驚かれるほどでした(笑)
先代ねこは人見知りが激しく、病院に連れて行っても先生も手を付けられない状態で、
病気がかなり重症化して自力で立てなくなるまで診察が受けられず
手遅れになってしまったので、病院に抵抗がないことに安心しました。
診察結果は、多分そちらの施設で保護した時の風邪症状を引き起こしていたのがヘルペスで、
菌がまだ体内に残っているのではないかとのことで、
飲み薬と目薬を頂いて様子を見ようということに。
毎日拭いても拭いても涙目でかわいそうなのですが、
それ以外は元気いっぱいで、良く遊んで良く食べて良く寝て、
お通じもしっかり、という健康優良児です。
この子がエイズウィルスを持っているのが信じられない程に毎日暴れん坊将軍となっています。
我が家に連れてきた日からほとんど警戒もせず、
すぐにスリスリごろごろ甘えて来ていましたが、
今は私が仕事から帰って来ると大興奮に陥って家中を走り回り、
色んなところに上りたがり、
勢い余って窓にぶつかったり上った棚から落ちたりすることもしばしば…。
運動会を終えると突然電池がきれたように大人しくなり、
私の胸やお腹にしがみついて寝て、はっと目覚めてまた運動会、
電池切れを繰り返し、私が寝る時間にはベッドに潜り込んで隣で寝ています。
本当に体にべたっと寄り添って来るので、人間の赤ちゃんを育てているみたいです。
めんこちゃんだねーと話しかけてはデレデレしています。
先代ねこが大人しい子だったので、家具の対策などはほとんどしていなかったのですが、
波平はやんちゃすぎて怪我をする可能性が大なので、生活の全てを変えられつつあります。
危ないところに入らないようにベビーゲートを購入したり、
棚に上れないように波平返しと呼んでる板を取り付けたり、
上下運動が心置きなくできるように、先日はついに三段のケージを購入してしまいました。
ものを壊されたりすると、こら!と思うのですが、
寝顔や遊んでいる時のワクワクキラキラした瞳を見てると、怪我しない、
エイズ発症しないで長生きしてくれれば何でもいいかという気持ちになります。

飼い主の感情に割と敏感に反応するようで、私が落ち込んでる時や、
体調が悪い時はそっとそばに寄って来て、くっついていてくれます。
本当にあの時思い切って連れ帰ることを決めて良かったです。
ほんとに動物に癒されて助けられてるのは人間の方だなあと思います。
すごく元気なので病気のことを忘れそうになりますが、
定期的に診察を受けさせて、できる限り長生きさせてあげたいです。
余談ですが、波平を引き取ってから、
飼い主の捨てられる動物たちのことや動物虐待のことを目にする度に
可哀想で可哀想で涙が出ます。
同時に、そちらのしっぽレポートや他の里親探しのサイトで
飼い主が決まったというのを見ると、心ある人がいて本当に良かったと…。
動物を「飼う」こと自体、人間のエゴなのではないかとも考えますが、
人間によって捨てられたりする子達を、
動物は自然のまま生きることがいいのだと放置しておく気にもなれず、
せめて自分の出来る範囲で不幸な子を増やさないようにしたいと思います。
年内にもう少し生活が安定したら、そちらからもうひとり、
エイズキャリアの子でずっと引き取り手がいない子を引き取りたいと考えています。
ふたりまでなら今の経済状態、住環境でも育てられそうなので…。
足長基金にも寄付を始めようと思いますので、よろしくお願いします。
他の子達が少しでも早く良い飼い主さんと巡り会えることを願っています。
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一昨年夏、6匹兄妹で滝川保健所に収容されていた波平ちゃん。
目も開いて間もなかった6匹は猫風邪に罹り、
目ヤニと鼻水で呼吸も苦しく生きているのがやっとの状態でしたが、
強制授乳に投薬、通院を続け元気になりました。
その後、波平ちゃんだけ猫エイズキャリアと判定され、
兄妹たちと離れて感染症の猫部屋で暮らすようになりました。
出会いがないまま月日が過ぎていきましたが、
こうして運命の飼い主さまと出会った波平ちゃん

嬉しいご報告本当に有難うございました!
しっぽニュース