2013年01月11日
繰り返される 犬たちの苦しみ
昨年11月末、石狩保健所から引き取りした4匹の子犬たち。
保護時は2週齢程度で、目も開いたばかりの4匹兄妹は、母の温もりも知りません。
現在推定2ヵ月になり、人懐こく元気に育っています☆
昨年12月中旬に引き取りした6匹の兄妹の子犬たち。
この子たちはどちらも同じ経緯で保健所に収容されました。
保護された場所は石狩市の厚田の牧場の納屋で、
半野良の親犬が子犬を生むたびに、石狩市が捕獲し石狩保健所に収容しています。
当会では発足当初から石狩保健所より、野良と思われる子犬を受入れています。
親は捕獲出来ないため、乳飲み子や子犬が捕獲されるのですが、
厚田近辺で余りにも異常な数の犬が捕獲されています。
また、捕獲されなければこの厳寒のなか凍死していたに違いありません。
ほとんどの子に回虫がいたり、疥癬、アカラス、ノミといった皮膚病もあり、
当会で虫下しや皮膚の治療をしています。
こうして幸運にも命が繋がった子はほんの一部でしょう。
実際、どれだけの子が飢えや寒さに苦しみ死んでいるのか、
この冬耐え生き抜く子たちがいるのか・・・余りにも悲惨です。
飢え、寄生虫、外傷などでボロボロとなり死んでいくその姿、
運良く捕まったとしても人に馴れず、結局殺処分されてしまう哀れな犬たちもいます。
親犬に不妊手術さえさせていれば、苦しんで死なずに済んだ犬たちです。
全て人が起こしている惨状なのは間違いありません。
無責任な人間の行いで苦しんでいる 小さな命たち ″
原因をつきとめ真実を知り行動しなければ、
不幸な命は、生れては苦しみ、生きることを許されず、
生れた意味もなく死んでいく惨状が繰り返されてしまいます。
しっぽニュース