2012年12月27日

石狩保健所に行ってきました。

今日は日中の気温も氷点下。

午後からは強風も吹き荒れたお天気でしたが、
迷子で収容され2匹の犬と、放棄され未だ出会いがないハスキー犬の面会に
江別保健所石狩支所に行ってきました。





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23日(日)に石狩市厚田区厚田で捕獲された推定1〜2歳のミックス犬。

痩せて被毛も汚れ、身体中に切り傷があり、栄養状態が悪く免疫が下がっていたためか、
ところどころ毛が薄く皮膚が赤くなっています。

野良犬ですが、飼育途中で捨てられ野良になったと推測されました。

人を拒絶するというより、関わり方が分からず怖いのでしょう。

これまで誰かしらに餌を貰い生き延びてきたと思われますが、
毎日がサバイバルで辛く厳しい日々を送ってきたに違いありません。

身体中に出来たおびただしい数の傷の一つ一つがこの子の涙のように見えました。

どうしてこんな目に遭わなければいけないのでしょう・・・。

この子が可哀想でなりませんでした。

職員さんが根気よく接したお陰で、手からオヤツを食べるまでになりました。

首輪もつけられたそうですから、時間はかかりますがコミニュケーションは取れそうです。

収容期限は28日(金)、明日迄です。





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同じ場所で捕獲された推定6ヵ月の子犬のオス。

ハスキーミックスでしょうか・・長いしっぽが特徴的です。

この子も怯えて心を閉ざしています。

威嚇するわけではないので大人しい性格だと思います。

生れて半年、子犬には厳しい現実の数々、
2匹はどこかで合流、ともに助け合い生きてきたのでしょう。

収容期限は同じく、28日(金)明日迄です。

どうか、2匹に出会いがありますように。



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飼い主に放棄された推定14歳のシベリアン・ハスキーのオス。

ブルーの瞳が精悍さを強調しています。

寒くても外が好きだそうですから、まだまだ元気。
名前を呼ぶと素早く反応するので、耳もよく目もいいようです。

マイペースで自立した犬ですから、べったりとした関係より
程よい距離を持った互いを認め合う関係がいいのかもしれません。





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お散歩が大好きで、吹雪の中も変らず散歩していますから、
本当に14歳??と疑いたくなるほど、足取りもしっかりしています。

私たちには番犬をしていましたが、
最近 職員さんには頭をぐりぐり押し付けて甘えて来るそうです。

収容期限は今日迄でしたが、大型犬に慣れている方、
ハスキーの特徴を理解してくださる方、
適切な管理とコミュニケーションを取って飼養できる方、
どうか、ご理解の上、飼い主になってくださいませんか。


譲り受けを希望される方は、石狩支所までご連絡(ご来所)ください。

希望する犬・猫に直接面会していただいたのち、譲渡しています。

<連絡先>
江別保健所石狩支所
住所:石狩市花川北7条1丁目14番地
電話:0133−74−1142
受付時間:平日8:45〜17:30

※ 所在地案内図はこちら


しっぽニュース 猫の殺処分を減らすために




posted by しっぽの会 at 23:56 | 北海道立、市立保健所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12月27日のセンターは

今日の札幌市動物管理センターには、犬17匹、成猫10匹、
子猫3匹が収容されていました。

センターや保健所は明日から、1月3日まで年末年始のお休みとなります。

今年最後の開庁日となる明日・・・一匹でも多くの子に家族が出来ますように。

現在病気のケア中の犬や咬み癖があると放棄された犬は経過観察中です。

事情があってセンターのHPに掲載されていない犬猫もいますので、
当会でも記事の掲載は控えさせていただきます。





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収容犬227、ポメラニアン系のメスは北区新琴似1条13丁目で保護されました。

毛布の上でじっとしていましたが、人の姿を見ると前に来て挨拶する可愛い子でした。

氷点下の寒さの中、小さな身体で彷徨い歩き、無事で本当に良かったです!

収容期限日は1月8日(火)です。





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収容犬228、テリア系のメスは南区中ノ沢1763番地で保護されました。

痩せて毛もところどころ薄くなっていました。

鼻で甘えた声を出す人懐こい子でした。

収容期限日は1月9日(水)です。





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収容犬142、ワサ夫似の推定6〜7歳のミックス犬のオス。

落ち着いたマイペースな子です。

愛想がいいほうではなく、アピールすることが少ないこともあって、
なかなか出会いがありません。

これ以上、迷子や放棄の犬が増えると収容限界を迎えます。

犬を飼っている方は、絶対に迷子にさせないでください。





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収容犬112201、再放棄された推定10〜歳のビーグルのオス。

食欲はありまだまだ元気です。

いつも寂しそうな表情をしています。

この子に今度こそ本物の家族が出来ますように・・・。





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収容犬113001、放棄された推定9歳のアメリカンコッカースパニエルのメス。

人も大好きなフレンドリーな性格です。





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収容犬211(右)、推定6〜9歳のプードル系のオスはトリミングしてもらい
可愛くなりました。

血尿も見られなくなったとのことです。

大人しい穏やかな子です。


収容犬102301(左)、推定10歳のミニチュアダックスのオス。

収容時は体調が優れませんでしたが、すっかり元気になりました。

小さめの可愛らしい子です。


収容犬122102(中)、放棄された推定12歳のミニチュアダックスのオス。

左後肢が悪いようです。

落ち着いていて人にも犬にもフレンドリーで、同室の犬同士仲良くしていました。





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収容犬222、推定4〜6歳のコーギーのオス。

頻尿だそうですが、病院で検査してケアが必要です。

前に来て挨拶する人懐こい子です。





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収容犬122101、放棄された推定12歳のコーギーのメス。

高齢ですが、見た感じでは健康そうです。

犬生の終盤になって放棄されましたが、余生をともに暮らせる家族が出来ますように。





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収容犬122103、放棄された推定5歳のシェルティのオス。

大きめのシェルティで、性格も人懐こい子です。





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収容犬225、推定2〜4歳の柴犬のオスは、昨日で迷子期限が切れました。

和犬の臆病なところがありますが、いったん心を許すと一途なタイプです。

柴犬の特徴を理解してくれる飼い主さんとの出会いを待っています。





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今日収容された高齢のビーグルのオス。

激しく衰弱し、足もともふらつき立っているのがやっとの状態でした。

放浪して衰弱したのか、高齢で弱って捨てられたのか・・・。

高齢で体力のない子や病気・怪我などのハンデがある子は命取りになります。

飼い主のお迎えはあるのでしょうか・・・。






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収容ねこF183、中央区南9条西8丁目で保護されたアメリカンショートヘアのメス。

スリスリと身体を寄せて甘えたくて仕方ない様子でした。

収容期限日は28日(金)明日までです。





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収容ねこF186、黒白のメスは東区北47条東10丁目で保護されました。

収容間もないため、緊張して固い表情でした。

収容期限日は1月4日(金)です。





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収容ねこF187、黒猫のオスは厚別区もみじ台西2丁目で保護されました。

この子も収容間もなく固く厳しい表情をしていました。

収容期限日は1月4日(金)です。





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収容ねこF178、推定4〜7歳の黒猫長毛のオス。

収容時のすさんだ表情はなくなり柔和になって来ました。

しかし、センターや保健所は終生飼養の施設ではありません。

新たな飼い主が見つからなければ、処分が待っています。





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収容ねこF177、推定4〜7歳の黒猫長毛のオスは上記の178と一緒に保護されています。

2匹とも収容直後は、ボロボロの状態で大変弱っていました。





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収容ねこF121401、放棄された推定7〜9歳の白灰のオス。

目を据えじっとしたまま動きませんでした。


飼い主の都合で放棄された犬猫が多くなっています。

また、迷子のまま迎えに来ない飼い主も多くいます。

センターや保健所は無責任な飼い主の受け皿になっていますが、
最期まで飼養される場所ではありません。

冬道、道路状況も悪いですが、犬猫を迎え入れる予定のある方は、
お問い合わせ、ぜひ面会に行かれてみてください。

一匹でも多くの子が幸せになりますように・・・。



posted by しっぽの会 at 22:13 | 札幌市動物管理センター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする