2012年12月04日

旭川市動物愛護センター「あにまある」に行ってきました☆

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今年9月にオープンした旭川市動物愛護センター「あにまる」は、
旭川市の中心部にあり、市役所や市民文化会館、中央警察署に囲まれた
交通も便利な場所にあります。

http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/eiseikensa/Animaal_HP/index.html

建物は地上2階地下1階で、さまざまな設備が整っていました。


あにまあるHPより
「あにまある」は「命を大切さを伝える施設」、「動物にやさしい施設」、
「人と動物の正しい関係を学べる施設」を基本コンセプトとして、
適正・終生飼養に係る飼い主責任の啓発強化や
十分な収容期間を確保した中での譲渡の積極的な推進など、
犬猫の殺処分を極力低減する施策に取り組みます。
愛護センターでは最大、犬は28頭、猫は40頭まで収容できる能力があります。

この日は犬が4匹、猫が45匹、鶏1羽、モルモット2匹が収容されていました。




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外からは、動物愛護推進委員さんが作成したパネルに収容犬猫数などが書かれ、
どれだけの犬猫たちが当日収容されているかが一目で分かります。






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1階入口には動物の種類別による特徴や飼い方の説明が掲示されていて、
動物を理解することの きっかけになるのではないでしょうか。





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通路両脇には犬や猫の検疫室や保護室が並んでいました。

犬や猫は収容後、感染症などの有無を確認するため、検疫室に収容されます。
その後、数回の便検査などで問題がない場合、数週間後に保護室へと移動します。





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猫の検疫室には11匹の猫がいました。

猫風邪にかかっていたり、鞭虫がいる子もいるので治療もしています。





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ケージは奥行きがありトイレも設置されています。
奥行きがあるので、猫が手肢を伸ばしてもまだ十分な広さがありました。





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ねこ279、「猫の飼い主さん募集」
新富2条2丁目で迷子で保護されたメス猫は鼻先が黒く特徴があります。

臆病な子のようですが、今は職員さんに慣れてきました。

新しい飼い主さんを募集しています。





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「あにまある」の久田獣医師と飼い主募集中の黒白猫。

飼い主は責任をもって終生飼養して欲しいと話されていました。





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317、「保護されている猫」推定8ヵ月くらいのキジトラ(メス)は末広東2条6丁目で保護されました。

警戒心が強いのは、厳しい現実に直面してきたからでしょう。

現在は、健康検査中ですが飼い主さんも受付けています。





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318、上記と同じ住所で保護されてた推定8ヵ月くらいの三毛長毛猫のメス。

同住所で6匹が掲載されていますが、月齢も同じくらいですから兄妹で捨てられたのか、
半野良状態でがんばって生きてきたのか・・・
人間の身勝手な行動のせいで辛い現実を耐えてきたような怯えた目をしていました。




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NO.82、「保護中されている犬」 9歳で放棄されたミックスのオスは咬み癖があるとのこと。

保護室の檻の中ですが、安全のためにリードで繋がれていました。

この子に向き合える理解ある人と出会いがあればいいのですが・・・。





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NO.88、9歳で放棄されたミニチュアダックスのオス。

飼い主の事情で捨てられましたが、甘えたくて愛情を必死に求めているようでした。





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NO.95、推定1ヵ月のコーギー(オス)は、東鷹栖東1条4丁目付近で保護されました。

大人しく人懐こいこです。

飼い主さんの迎えを待っていましたが、無事に帰ることが出来ますように・・・。





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NO.93、推定3歳のビーグル系のオスは、春光4条5丁目付近で保護されました。

明るく元気な人懐こい子でした。

この子も飼い主さんの迎えを待っていました。







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2階には診療室があり、負傷した犬や猫の治療を行っています。

また、保護動物の健康管理を行っています。

手術台もあって、充実した診療室でした。





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診療室には、コクシジウムの猫が収容されていて、感染を防ぎ投薬していました。

コクシジウムは1匹で飼うには、動物同士の感染はありませんので、
ご理解のうえ、飼ってくださる飼い主さんを待っています。





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2階では定期的に「適正飼養講習会」が行われています。

今月は10日(月)と23日(日)、
犬が午前10時から、猫が午前11時からで、飼い主を希望される方は事前に受講が必要です。

また、譲渡には一定の手続きが必要です。
譲渡可能な犬猫を譲受する際には、窓口か電話で「犬等譲渡申請書」を提出します。

適正飼養講習会の予約を入れ、受講後審査を受けますが、
その際、動物を飼養できる住まいかどうか事前調査が行われ、
ペット不可の集合住宅でないか、鳴き声の問題が起きないかなど、
動物たちが二度と放棄されないよう、終生幸せ暮らせるよう、
また、周辺の住民の方に迷惑をかけないよう、審査が行われます。

「あにまある」で、記載した以上のことを完結しているのですから、
本当にすばらしいことだと思います!!

また、9月の施設開設後から、
飼い主が放棄した犬猫については引取り料が有料になりました。

安易に犬猫を放棄したり、放棄を繰り返さないためにも、
飼い主責任が明示されるので、引取り料が有料になったことの意味は大きいと思います。






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先日、北海道新聞社旭川版に掲載された「あにまある」の記事です。

オープンしてから約3ヵ月。
猫の収容数が収容限界の40匹を超えています。

当会のHPの全道保健所情報の今日の収容数は148匹。
http://shippo.or.jp/dekirukoto.html

そのうちの4割の59匹が「あにまある」の収容猫です。

当会の代表稲垣も、
「全道的にも処分数が圧倒的に多いのは犬よりも猫。
繁殖力が強く、出生数からコントロールしていかないと処分低減にはつながらない。
職員やボランティアら現場の努力頼みでは限界がある。」と
懸念のコメントさせていただきました。

人間の身勝手な行動で犠牲になる小さな命は後を絶ちません。

行政や民間の保護にも当然限界があります。

動物も私たちと同じ一つの命を持ち、
喜びや悲しみ、苦しみを感じる「心」ある生き物です。

5年ぶりに動物愛護管理法が改正され、平成25年9月より施行されることになり、
動物虐待は犯罪であることの世論を作るのは私たちです。

動物愛護に意欲的に取り組んでいる「あにまある」。
多くの自治体でも「あにまある」の取り組みが広まっていくよう、
動物虐待を見逃さない、捨てることは犯罪であることが常識になるよう、
人と動物が共生できる社会を作っていきましょう!




posted by しっぽの会 at 14:05 | 北海道立、市立保健所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする