2012年10月22日
福島県動物救護本部に行ってきました☆
福島県郡山市から車で20分ほどの自然豊かな三春町。
この町に昨年の東日本大震災で被災した福島県の犬猫たちがいます。
被災した犬猫たちは、
昨年4月に開設した福島市飯野町の福島県動物救護本部の第1シェルターと
昨年10月に開説設したここ三春町の第2シェルターに収容されています。
空き物件だった建物をシェルターとして利用されているそうです。
福島県動物救護本部の二つのシェルターは、
昨年3月の東日本大震災で被災したペットや福島第一原発から半径20キロ圏内に
置き去りにされた犬猫を一時的に保護する施設ですが、
ここ三春町の第2シェルターには犬57匹、猫227匹収容されていました。
そのうち飼い主のいるのは犬は50匹、猫は60匹余り。
収容スペースは高さのある個室型で、上下運動の必要な猫には最適のスペースです。
同じ飼い主さんの猫や仲良しの猫は同室に収容されている子もいました。
入りきらない子はケージに収容されていました。
現在、猫砂が不足しています。
支援物資を送っていただける場合は、燃やせるタイプの猫砂をご支援いただけたら幸いです。
出川と名前が書かれた猫。
その意味はすぐに分かりました。
ダミ声の鳴き声がタレントの出川さんにそっくりでした(笑)
左右に13部屋づつ各26匹収容できる犬部屋になっていました。
飼い主募集のジョン君。
譲渡対象の犬は8匹いましたが、
咬み癖があったりとか譲渡が難しい子が残っていて、
ご理解のあるしっかりと犬と向き合える方との出会いを待っています。
歓迎するようにお出迎えしてくれたラブラドール系の犬。
一日でも早く家族のもとに戻ることができたらいいのですが、
仮設住宅暮らしなど住環境の問題がありなかなか帰ることが出来ません。
犬も猫も10〜15年の寿命ですからこの先の目途が立たないのは、
飼い主さんも動物たちも大変辛く悲しいことです。
食餌作りのスペースは食器が整然と並べられ、清潔で使いやすそうでした。
獣医師、事務管理職、飼養スタッフを合わせると19名の方が働いていらっしゃいました。
昨年末から年の初めにかけ収容数はマックスでしたが、
飼い主さんのもとに帰れたり譲渡が進んだりで空き部屋も数室ありました。
環境省と福島県は、これまでの保護活動や犬・猫の生息状況調査、
飼い主に対する意向調査の結果を踏まえ、平成24年9月7日から10月2日までの間、
警戒区域内に取り残された被災ペット(犬及び猫)の一斉保護を実施いたしました。
この活動により保護された犬や猫の情報を以下のとおり掲載いたします。
http://www.pref.fukushima.jp/eisei/douai/saigai/helpedanimals/helpedpetsindex.htm
なお、掲載された犬や猫については、
福島県食品生活衛生課(電話024-521-7245)までお問い合わせください。
(福島県動物救護本部HPより)
環境省の仮設シェルターです。
昨年3月11日に起こった未曾有の大地震、大津波、
福島第一原発事故による避難命令などで残されたペットたち。
この仮設シェルターには警戒区域内の浪江町、双葉町 、大熊町、富岡町で
先月9月に保護した130匹の猫が収容されています。
数日に渡り捕獲器で保護した猫たちの中には野良猫らしき猫もいます。
まずは人に慣れてくれて
いずれは新しい飼い主さんが見つかればと職員の方は仰っていました。
パドックに犬を係留し犬舎のお掃除をされるそうです。
昨日の午後は7〜8名ほどのボランティアさんが犬たちの散歩をされていました。
人手が足りずボランティアさんも募集しています。
出来ることからまず一歩、ぜひ参加されてみてください☆
http://kyugo-honbu.fva.or.jp/volunteer/volunteer.htm
http://shinsai.yahoo.co.jp/volunteer_db/detail/tasukeai_japan/4263.html
物資が積まれているスペース。
福島県動物救護本部では、運営費や人手不足などの課題もあります。
犬猫の世話は毎日続きますし日常は変わっていません。
飼い主が飼育を放棄しても、新しい飼い主など譲渡先が見つからない場合でも、
福島県動物救護本部では殺処分は絶対に行いません。
震災を過去のものと風化させずに、
自分の身になって出来ることで支援を継続することが大切だと思いました。
しっぽの会から、9月から10月19日までの皆様からのご寄付33,308円と
震災義援グッズの売上げ18,375円 合わせて51,683円をお届けいたしました。
ご寄付してくださった皆様、義援グッズをお買い上げくださった皆様、
本当に有難うございました。
http://shippo.cart.fc2.com/ca19/27/p-r-s/
職員の皆様、お忙しいなか応対してくださり本当に有難うございました。
これからも、気持ちをひとつにご支援していきたいですね!
福島県動物救護本部
http://kyugo-honbu.fva.or.jp/