2012年10月06日
茶々丸が虹の橋を渡りました。
昨夕、茶々丸が虹の橋を渡りました。
茶々丸は、センター収容時から食欲もなく下痢が続いたりと、体調が優れませんでした。
当会で引き取りした後も体調は変らず8月初旬には入院しました。
退院後、このままでは茶々丸の容体は良くならないと、
スタッフが帰宅時に一緒に連れて帰り世話をしていました。
その甲斐あって体重も600グラムも増え、
一進一退ではありましたが徐々に回復傾向にありました。
しかし、1週間前より再び食欲がなくなり下痢もするようになったので受診し、
服薬しても容体が良くならないので昨日再診しました。
詳しく検査もしたところ、
胸に腹水がたまっていてエコーで腹部に腫瘍のようなものが確認されました。
注射や点滴で治療、入院も勧められました。
しかし、茶々丸のことを考えると連れて帰るのが一番と判断しました。
しかし、病院を後にしたところで突然呼吸が浅くなって、
あっと言う間に虹の橋を渡ってしまいました。
ここまで頑張ってきた茶々丸に、
もうこれ以上生き抜く力は残っていなかったようです・・・。
今夏、札幌市動物管理センターに放棄された11歳の茶々丸の放棄理由は
「経済的に苦しいから・咬むから」。
視力は光を感じる程度で、性格は大変臆病でした。
高齢で飼い主に捨てられた悲しみもあり気力を失くした茶々丸でしたが、
少しでも元気を取り戻せるようにと、預かりのスタッフも献身的に看護しましたが、
とうとう病気には勝てませんでした。
最期は苦しむことなく静かに旅立ったのがせめてもの慰めです。
茶々丸を応援してくださった皆様、本当に有難うございました。
皆様と茶々丸の冥福を祈りたいと思います。