今日の札幌市動物管理センターには犬が17匹(うち子犬1匹)、
猫4匹(うち子猫3匹)が収容されていました。
すでにご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、
センターでは猫パルボが発生、ほとんどの猫が処分されました・・・。
先週までいた猫たちはもうこの世にはいないと思うとやり切れません。
これまでもセンターでは猫パルボは度々発生していましたが、
ほとんどの猫を処分して、これほど大掛かりに殺菌消毒することは初めてだそうです。
センターの職員の方たちも、消毒作業に追われクタクタのうえに、
問い合わせの電話が殺到し業務に支障をきたすほどになりました。
いつもは猫たちでいっぱいの猫収容スペース。
猫の匂いや気配、鳴き声でいっぱいのこの部屋もケージや周辺の消毒を終え、
締め切って扇風機で乾燥させていました。
犬舎の奥に作られた猫の収容スペースにも、もう猫は1匹もいません。
消毒を終えたケージや掃除用具が並び、生き物の温もりはありません。
F161、パルボ発生後に収容されたオスの成猫は、中央区南10条西1丁目で保護されました。
猫はパルボが出たスペースから離れた場所に収容されていました。
収容期限は24日です。
今日保護された3匹の子猫はオス2匹とメス1匹です。
恐ろしい感染症もワクチンを接種していれば蔓延を防ぐことができるのですが、
札幌市も財政に余裕がないため、センターの予算も毎年削られているそうです。
放棄された苦しみのうえに感染症や殺処分の苦しみ。
小さな命を守っていくのに必要なこととは・・・。
収容犬162、オスのトイプードルは厚別区厚別町上野幌716番地で保護されました。
すぐに飼い主のお迎えがあると思っていましたが、収容期限は今日まででした。
もう二度と悲しい思いをしないように、いいご縁がありますように。
収容犬165、オスのミニチュアピンシャーは中央区北8条西5丁目、
札幌市のオフィス街で保護されました・・・捨てられたのでしょうか・・・。
怖がりな性格のようですが、構って欲しそうに甘えてきます。
収容期限は明日です。
収容犬166、オスのコーギーは豊平区西岡3条13丁目で保護されました。
後ろ足不自由だそうですが、座ったり横になったりしていました。
迷子でしょうか?・・・穏やかで静かな感じの子でした。
収容期限は24日です。
収容犬167、オスのシルバーダップルのミニチュアダックスは、
手稲区富丘2条6丁目で保護されました。
優しい目をした人懐こい子でした。
収容期限は24日です。
収容犬168、オスのジャーマンシェパードは東区東苗穂13条1丁目で保護されました。
シェパードは、固体管理のために耳に刻印していますが、
この子の飼い主ははたして迎えに来るのでしょうか・・・。
収容期限は25日です。
収容犬170、オスのミニチュアダックスは西区八軒5条西6丁目で保護されました。
大人しい落ち着いた子でした。
収容期限は25日です。
収容犬171、オスのミニチュアダックスは東区伏古8条4丁目で保護されました。
引込み思案なのか、後から来たからなのか、
同室の子に遠慮気味でなかなか仲間に加われないようでした。
収容期限は25日です。
収容犬172、オスの柴犬は無事に飼い主さんのもとに帰れることに。
良かったです!
放棄犬072601のダックスミックスと放棄犬092901の避妊済みのホワイトテリア。
12歳と13歳と高齢で放棄された2匹。
小型犬は大型犬に比べるとまだ長生き出来ますし、
一日も早く家族の一員になって幸せに暮らせますように・・・。
放棄犬092802、10歳の去勢オスのマルチーズはひょうきんな仕草を見せることも。
明るく元気な子です。
人に抱っこされたくて仕方がないでしょうね。
寒くなる前に、温かい家族が出来ますように・・・。
収容犬154、推定5〜6歳のオスのテリア系のワイヤーヘアーのミックス。
とても人懐っこく愛嬌があります。
優しい人と出会えるといいね。
収容犬155、10歳くらいのオスのシーズーは大人しい子です。
センターの小型犬も高齢の子が多くなっています。
長年にわたり家庭の中で暮らしていたのに、
急に放り出されてどんなに寂しい思いをしていることでしょうか。
放棄犬101401、推定5〜6歳のオスのミックス犬は再放棄されました。
どちらかというと地味で控えめですが、とても味のある子です。
性格も人懐こいので伴侶犬にピッタリです。
収容犬160、推定5〜6歳のオスのミニチュアダックスは活発な子だそうです。
一日も早くいいご縁がありますように・・・。
収容子犬P2、メスの子犬は2ヶ月齢くらいです。
子犬ですから収容中に大きくなり成長するのは当然のことですが、
収容時の写真をご覧になり、イメージが違うと仰る方もいらっしゃるとか(><)
8週齢以下の子犬や子猫を販売しないお店も中にはありますが、
幼いほうが可愛いという消費者心理があるので販売しやすい、
販売期間に余裕が生まれる、コストが抑えられるなどの理由から、
多くは8週未満で子犬や子猫が販売されています。
私たちのペットを飼うならより幼く、より小さいうちからと求める心理が、
離乳も済まない免疫力もない子犬や子猫をペットショップの店頭に
並ばせることにも繋がっているということを知っていただきたいと思います。
センターの感染症のことも、
本来なら飼い主がペットに混合ワクチン接種をしていれば防げたことです。
死んでいった小さな命を無駄にしないためにも、
飼い主の意識の向上が求められているのではないでしょうか。
そして、収容された動物に混合ワクチン接種するには・・・
大きな課題です。