2011年08月02日

≪ 保護犬の飼い主さまからのお便り ≫

先日のしっぽの会主催イベントでは札幌市動物管理センターや保健所から
犬猫を引き取りされた方のお便りも展示させていただきましたが、
その中のお一人の飼い主さまが、新たに保護犬を引き取りされました。

センターや保健所にいる犬猫のことを通じて、
一人でも多くの方に、無責任な飼い主、悪質な繁殖業者、生体販売、動物虐待などを
知っていただけたらと思います。

そして、小さくても私たちと同じように豊かな感情を持ち、
同じくひとつの命を持っています。

一つでも多くの命に希望と未来を与えることが出来るのは、
私たち一人一人の思いと行動なのではないでしょうか。


以下、飼い主さまからお便りをいただきましたのでご紹介させていただきます。

本当に有難うございました。



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先日のイベント、無事に終えることができて何よりと思っております。

イベントには、幸せになった子達のその後が気になっておりましたので
会場に伺わせていただきました。

署名、募金と可愛いおもちゃを購入させて頂きました。

小さな事しか協力できない自分が情けなく感じます。

皆様のご活動、小さな命の重さをもっともっと多くの方々に知っていただくことを思い
署名をさせて頂きました。

人間勝手に命を放棄し、腹立たしさと自らも人であることの責任、
言葉を発せない命に対しての責任・・・痛感させられました。





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札幌市動物管理センターから保護したパグの小風(こぷぅ)とのご縁があった後、
ある里親掲示板に、またしてもパグが『里親募集』とあり、新たなご縁がございました。

幼少の時から少量の餌しか与えられておらず、
栄養失調のようで、目は引きつり、あばら骨は浮き立ち体重は3.9キロ、
皮膚はただれ、悪臭と四肢、脚先まで毛もなく、目は飛び出て最悪の状態でした。

予防接種を受けさすことさえ、免疫不全やショックを起こすかもしれないと思い、
不衛生極まりない状態でした。

薬浴と栄養(パピーフード、βーグルカン、ミルク、手作り卯の花入り肉団子)で、
一週間様子観察し、とにかく犬食いでした。
飢えていたことが痛い程、伝わってきました。

体重が4.5キロになった時点で予防接種と健康診断をし、
角膜にも傷をもってきており、現在は5.4キロで骨格的には調度よくなり、
皮膚の代謝も上がり、ポヨポヨ毛が生えてきましたので、
今は差し毛のみの部分もありますが、冬にはアンダーコートも生え、
健康と言える状況になることが現在より予想できます。

現在は、犬食いはなくなり、かなりお転婆さんですが(笑)
飢えからきていた精神の不安定さからくるものと強がっていなければ、
今頃・・・命さえ危なかった状況であったと思います。

手放してくれて良かったです!


現在は、角膜の傷ですが、一時は、縫わなければならないかと思いましたが、
栄養吸収もよく、角膜の治療で点眼と抗生剤の治療中です。
良い方向に向かっておりますので、根気よく治療を続けて行きたいと思います。





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体重が安定してきた『おたまちゃん』です!どうぞヨロシクです!

小風とも、時には取っ組み合い、時には寄り添って生活しています(笑)

先住犬のフレンチブルドッグとも、いい距離感で受け入れられております。

内臓が順調に成長してから避妊手術をと考えておりましたので、
秋の少し涼しくなってから行おうと思っております。





copoo&otama2.jpg
小風とおたまの写真を見てやってください!

常に必死の形相と不安げな表情から、
今は可愛い笑顔を見せてくれるようになったんですよ!

また、私にできること等ございましたら、ご連絡を頂けますと幸いでございます。


ありがとうございました。



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posted by しっぽの会 at 21:04 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする